ショスタコーヴィチの証言
ソロモン・ヴォルコフ編
水野忠夫訳
中公文庫
いろんな説が出ているが、私は偽書とは思えない。
もう昔に買ったのでページが剥がれてきているが、売っていないのね…。
ムラヴィンスキーが良き理解者と思われて誤解している人もいるが、この本では、「わたしの音楽の最大の解釈者を自負していた指揮者ムラヴィンスキイがわたしの音楽をまるで理解していないのを知って愕然とした。交響曲第五番と第七番でわたしが歓喜の終楽章
書きたいと望んでいたなどと、およそわたしの思ってもみなかったことを言っているのだ。この男には、わたしが歓喜の終楽章など夢にも考えたことがないのもわからないのだ…」
ですよね。私はこの言葉は真実だと思っている。
しかし、ショスタコーヴィチの置かれたその時代、その場所。考えると音楽にきちんと出ている。
何か人間の根源的なものを音楽から伝えてくれるショスタコ。
私が10年早く生まれていたなら、ショスタコーヴィチと接点のあった斎藤登先生に、ショスタコとのことを聞きたかった。聞くには私はまだ何も知らない子供だった。
しかし、こんなに毎日、ショスタコのオケを聴いているのは高校生の時以来だなあ。
世界の嘘が隠せない時代になっているような気がする。
関係ないけれど、このピアニストの方のアレンジ、ちょこっと難しいところが2か所くらいで
素敵なアレンジなんですよ。
おすすめです。
ソロモン・ヴォルコフ編
水野忠夫訳
中公文庫
いろんな説が出ているが、私は偽書とは思えない。
もう昔に買ったのでページが剥がれてきているが、売っていないのね…。
ムラヴィンスキーが良き理解者と思われて誤解している人もいるが、この本では、「わたしの音楽の最大の解釈者を自負していた指揮者ムラヴィンスキイがわたしの音楽をまるで理解していないのを知って愕然とした。交響曲第五番と第七番でわたしが歓喜の終楽章
書きたいと望んでいたなどと、およそわたしの思ってもみなかったことを言っているのだ。この男には、わたしが歓喜の終楽章など夢にも考えたことがないのもわからないのだ…」
ですよね。私はこの言葉は真実だと思っている。
しかし、ショスタコーヴィチの置かれたその時代、その場所。考えると音楽にきちんと出ている。
何か人間の根源的なものを音楽から伝えてくれるショスタコ。
私が10年早く生まれていたなら、ショスタコーヴィチと接点のあった斎藤登先生に、ショスタコとのことを聞きたかった。聞くには私はまだ何も知らない子供だった。
しかし、こんなに毎日、ショスタコのオケを聴いているのは高校生の時以来だなあ。
世界の嘘が隠せない時代になっているような気がする。
関係ないけれど、このピアニストの方のアレンジ、ちょこっと難しいところが2か所くらいで
素敵なアレンジなんですよ。
おすすめです。