大体、「げーのーじん」というものに若い頃から興味がなく、疎いし、本を読むといえば、もちろんゲーノージンなんて思いもつかないのだけれど(だってここだけの話、書く人がいるっていうのはよくあることでしょ?)、ひょんなことから、小泉今日子「書評集」を読んだ。

見開き2ページで1つの書評。
読売新聞のコラムだったらしい。

生まれ年が同じというのがキモだったかも。

でもこれが気持ちいいまろやかさで、読んでいくと共通点のようなものもあり、心地よかった。
ラポールみたいなことって大切だな、などと本とは関係ないことをつらつら頭の隅で思いながら読んだ。数時間もあれば読める本だから手に取りやすいと思う。

彼女は有名人なので、顔が思い出せるから、ふむふむなるほどーそんなことがあったのかと、想像しやすいが、その自分の思い出からの繋げようがこの短い中に余裕を持って語られている。



私の今親しくしている友人たちのこんな短い書評集があったら、私は確実に愛読書のひとつになるんだろうなとおもった。
そこに、画家さんなら絵を添えて、作曲家さんなら♪スケッチをつけて。

想像はいくらでも膨らむ。

想像は得意だから。